2013年05月28日 スタッフブログ

尿路疾患防ぐ猫のクールビズ

尿路疾患防ぐ猫のクールビズ

 獣医学の格言に「猫は小さな犬ではない」というのがあります。猫は肉食で犬は雑食、栄養の要求にも大きな違いがあります。尿のにおいも、猫は鼻にツンと来るくらいの刺激があり、室内でのスプレー行動はしばしば大きな問題となります。
 健康な猫は水分を必要最小限しか取らず、排尿の回数も少ないものです。言い換えると、非常に濃い尿を長時間、ぼうこうにためて生活しているわけで、それが尿に関連したトラブルの根本的な原因となります。これらのトラブルを総称して猫下部尿路疾患(FLUTD)と呼んでいます。
 濃い尿の成分中にあるリン酸、アンモニウム、マグネシウムなどは普通イオンの状態で溶けていますが、尿の濃さが極限まで濃くなってくると結晶し、ぼうこう内できめの細かい硬度の高い砂粒を生じます。それが排尿時に尿道の粘膜を傷付けて血尿となり、時には尿道を詰まらせて排尿困難を起こし、命にかかわります。
 この結晶を生じる状況にはさまざまなパターンがありますが、飲む水の量が必要最小限を下回るか、マグネシウムなどを多く含むものを取りすぎるかのいずれか、または両方に集約されます。前者では、運動不足や肥満、多頭飼いによる猫同士の水飲み場争い、急な冷え込みなどが、また後者では質の悪いフードや質が良くても過食が原因となります。
 つまり食べ過ぎて太っていて部屋でゴロゴロして運動もしないとか、多頭飼いで水入れの容器が兼用などは危険な状況といえます。この状況で秋口の冷え込みが来ると一気に飲む水の量が落ち、結晶が生じます。以前は、秋から冬にかけ増加していたこの病気、最近では夏場に常時冷房を入れる家庭が増え、一種の冷房病のように発病する猫が増えています。クールビズは省エネだけでなく猫のためでもあるのですね。

大阪市の南大阪動物医療センター

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