2013年03月27日 スタッフブログ

猫の便秘に潜む大病

猫の便秘に潜む大病

  便秘とは、ウンチが非常に硬く乾燥して排便が困難になったり、排便の回数が減ることをいいます。この状態は慢性腎不全など重度の脱水を起こすような病気に伴って見られることがあります。
 しかし、猫には巨大結腸症といって、大腸のひどい拡張と運動低下により排便が困難になる病気があります。この病気は大腸の無力症や、ウンチの出て行く通路が狭くなって起こります。
 無力症の原因には長期間の大腸の拡張や神経の損傷、内分泌疾患などがありますが、特発性と呼ばれる原因不明の場合も多くありません。
一方、通路の閉塞は骨盤骨折がゆがんだままくっついたり、大腸や肛門が狭くなることで引き起こされます。猫の頑固な便秘は普通、この巨大結腸症が多く、特に特発性と、骨盤狭窄に伴うものが大半を占めます。
 この病気の猫は大腸内に水分を失った巨大なウンチの塊ができて、骨盤を通れなくなることも珍しくありません。排せつが困難になると痛みが引き起こされ、ウンチ中の細菌毒素の吸収によって、元気がなくなり、食欲不振、嘔吐が見られます。
 また、必死に排せつしようと何度もトイレで頑張ることで、後から来た泥状のウンチが塊の脇をすり抜けて下痢になり、本当は便秘なのに下痢と勘違いする場合も少なくありません。
 重症の場合は水分と電解質を補い、便の軟化剤や浣腸などによってウンチの塊を出し、さらに便秘をコントロールするために軟化剤や腸運動の促進薬などを生涯与え続けます。
 内服していても頻繁にウンチが出なくなれば、大腸を取り除くような手術も選択肢の一つです。骨盤狭窄による排便困難では、骨盤の再建術が必要で、慢性的な大腸の拡張が既に6ヶ月を超えているものでは同時に大腸の部分切除を実施します。猫の便秘は難儀なことが多いのです。

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