大阪市で犬・猫の手術は南大阪動物医療センターへ｜猫の病気｜ドッグサービス

日に日に厳しい寒さも和らぎ、過ごしやすい気候になりました。

我が家の猫ちゃんが日向ぼっこをしているのを見ると、春が近づいてきたなと感じます。

 

「カーミングシグナル」という言葉を聞いたことがありますか？

カーミングシグナルとは生まれつき備わった非音声的言語のことを指します。

「Calming(落ち着かせる)」・「Signal(合図や信号)」という意味があり、緊張や興奮しているときの気持ちや感情を伝える役目があると言われています。

 

例えば、猫ちゃんがゴロゴロと喉を鳴らすのは甘えているイメージがありますよね。

実は緊張を和らげ、自分を落ち着かせるために鳴らすこともあるのです。

今回はわんちゃんと猫ちゃんのカーミングシグナルをいくつかご紹介したいと思います。

 

【わんちゃんのカーミングシグナル】

・あくびをする

　緊張したとき、自分や相手を落ち着かせたいときに見られます。

　知らない人に会ったとき、初めての場所に行ったときによく見られる仕草です。

・視線をそらす

　興奮している相手を落ち着かせたい、または敵意がないことを示す行為です。

・前足を伸ばし、お尻をあげる

　「遊ぼう！！」と相手を誘うときに見られます。遊びたい相手が緊張していたりすると

このポーズをして敵意がないことを示しています。

【猫ちゃんのカーミングシグナル】

・爪とぎ

　爪のメンテナンスの意味もありますが、気分転換の意味やマーキング、かまってほしい

ときに見られます。

・しっぽをピンと伸ばす

　甘えたいときにする仕草です。逆にイライラしているときは大きくしっぽを振ったり

バタバタと上下に振ったりします。

 

カーミングシグナルを知っておくことで、わんちゃんや猫ちゃんと会話しているような

気分になりますよ(^^)

実際私自身も診察に入っているとき、動物の表情や仕草をよく見るようにしています。

そうするとこの子は緊張しているから、ゆっくり声をかけて触れてみようと行動に移すことができます。

ぜひ皆さんもお散歩中や診察中に観察してみて下さいね♪

 

写真は撫でてほしいときにお腹を見せてくれるちびくるちゃんです！