2011年11月01日
診断学



「手のひらサイズ」の話
スティーブ・ジョブズが還らぬ人となった。自分はWindows人間でMacのことはあまり分からない。けれども、ジョブズがスタンフォード大で卒業祝賀に学生たちに贈ったスピーチを読む機会があり、それ以来の隠れシンパをやっている。
彼ほど理不尽な目に遭いながらも、蘇り、成功した人はいない。その根源にあるのは、様々なことに興味を持ち、好きなことをどこまでも追及するという生き様に他ならない。MacAirやiPod、iPhoneやiPadも、こんなものがあればいいなァが、現実のものになっている。WindowsとMacを見比べるとき、Macのディスプレイの綺麗さ、フォントの美しさに驚かされる。触って使って楽しくなるのがMacなのかもしれない。

WinとMacのPC論はさておき、そんなこんなのITの進展につれ、医学教育にも変化が出てきた。神戸大学医学部の杉本真樹先生が実践しておられるiPadを用いた画像診断の実習のNHKニュースが下記にアップロードされている。

こんなものがあったらは決してジョブズだけにとどまらない。検査室で時間をかけて実施されるようなエコー検査はそれはそれで重要なのだが、診察室でちょっと確認という程度の、聴診器をあてるようなエコー検査が現実のものになっている。

手のひらサイズエコーの登場だ。残念ながら人間用でプローブの周波数が低いため、高い周波数を必要とする動物たち向けとは言えないが、近い将来の登場が期待される。
Web閲覧も音楽も、静止画や動画も、医療画像ビューワーや超音波診断機まで、様々なツールが手のひらサイズにコンパクト化され、人が多くの情報を常に引き連れて移動し、言葉だけではなく画像を駆使したコミュニケーションが普通になりつつある。
「百聞は一見に如かず。」
近い将来、この諺は教訓ではなく当たり前のこととして、諺ではなくなってしまうのかもしれない。その陰には、こんなものがあればいいなァに人生を捧げた多くのこだわり人間たちがいることを忘れないようにしたい。
(文責:よしうち)
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