2014年04月01日 社会事象

「防災訓練」の話

「防災訓練」の話

 今年も3月11日を中心に、多くの震災関連のTV番組が放映され、多くの講演会が開催されました。身近では3月2日にペピイアカデミックフェスタの中で、福島県動物救護本部三春シェルター管理獣医師の渡邉正道 先生をお招きしての「災害時の動物救護に関する勉強会」が、また、3月20日に大阪市勤務獣医師会と大阪市獣医師会の共催で、仙台市動物管理センター・亀田由香利 所長を迎えての「東日本大震災での被災動物対応について」の講演会が相次いで開催されました。

 自らも東日本大震災と福島原発事故で被災し、避難生活を送りながらも被災動物の救護活動に尽力され、三春シェルターの管理獣医師を続けておられる渡邉先生。震災発生時に仙台市動物管理センターに従事し震災対応に奔走された亀田所長。お二人の現在に至るご苦労や今後の課題についてのお話をお聴きし、東南海地震への備えの必要性が叫ばれる中、対策が進んでいるとは言えない大阪に住む獣医師として、数多くの共有すべきこと、学ぶべきことを肌で感じることが出来ました。

 東日本大震災のような巨大災害が発生した場合に、まず優先されるのが人命です。当然のことではありながら、動物たちにとってつらい側面でもあるのです。福島原発に程近い場所で動物病院を開業しておられた渡邉先生が、強制避難時に妊娠している愛犬を同行させてもらえなかった話、避難所へ愛犬と同行避難された方が周りの被災者の方たちに気を使って毎日自動車で寝起きするしかなく、その間に入って板挟みになったという亀田所長の話。避難生活は被災者にとってつらい現実ですが、動物たちにとってはそれ以上に厳しい現実なのです。

 自分たち獣医師が災害時にどのように行動すべきか。課題は山ほどあります。昨年12月4日に、南大阪動物医療センターのスタッフと病院で飼育している犬猫たちで、避難訓練を実施しました。大阪市平野消防署の署員の方たちに指導を受けながら避難計画に沿って行動したつもりでしたが、情報伝達の難しさや動物たちとの同行避難の困難さなど、頭で考えたとおりに行かないことが数多くあり、訓練の重要性を改めて感じました。

 



 「正解はありません。繰り返し、繰り返し訓練をすることが大事ですね。」 渡邉先生の言葉がよみがえります。

(文責:よしうち)



大阪市の南大阪動物医療センター

住所
大阪府大阪市平野区長吉長原3-5-7
営業時間
午前:9:00 〜12:00
午後:16:00〜19:00(月 〜 金)
午後:13:00〜17:00(土・日・祝)
定休日
年中無休
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