大阪市で犬・猫の手術は南大阪動物医療センターへ｜猫の病気｜ドッグサービス

2020年5月の本コラムで、「人の猫アレルギーを猫のごはんで解決！」の話を書かせていただきました。（ご参照ください。）

そして、「すごい時代になってきたものです。市販の予定についての発表はありませんが、猫アレルギーの人が躊躇なく愛猫を抱きしめられる日は、そう遠くないに違いありません。」と結ばせていただいたのでした。

それから４年、一部の先行販売を経て、ついに日本の動物病院でも取り扱いが開始されます。（2024年10月～）

ピュリナ社プロプランのブランドからLIVECLEAR（リブクリア）シリーズとして発売。

■ライフステージ別では

子猫用（1歳まで）・成猫用（1歳以上）・成猫用（7歳以上）の3ステージ。

■主タンパク源は

・子猫用と成猫用（7歳以上）はチキンのみ、

・成猫用（1歳以上）は、チキンとサーモン、

■さらに成猫用（1歳以上）には

・「食物繊維強化版の毛玉ケア（チキン）」と

・「オメガ６強化＋プレバイオティクスの皮膚おなかケア（ターキー）」

が追加されています。

これだけシリーズが充実していれば、猫の生涯を通じて猫アレルゲンの低減を図ることにストレスを感じることは少ないでしょう。

さて、その実力は？ということになりますが、ピュリナ研究所からは以下のデータが公開されています。

	Fel d1は、猫アレルギーの主要アレルゲン物質です。
	Fel d1は猫アレルギーの人（猫アレルゲンに感作した人）のうち最大95％でアレルギー反応を引き起こします。
	猫にFel d1を中和する抗Fel d1 IgYを含む食事を与えると、唾液中の活性Fel d1の量が3週間以内に大幅に減少しました。
	猫の被毛に付着した活性型Fel d1も、給与開始3週目で平均47％と大幅に減少しました。
	97％の猫で被毛に付着した活性型Fel d1の量が減少しました。
	猫アレルギーの人が抗Fel d1 IgYを含む食事を与えられた猫と接触した場合、与えられていない猫と接触した場合に比較して、鼻症状スコア及び眼症状が大幅に減少しました。

Fel d1は主に唾液腺と皮脂腺で生成され、グルーミングの際に猫の被毛に広がり、抜け毛やフケとともに環境中に放出されます。また、その生成量は猫ごとに大きな差があり、同じ猫でも年間を通して大きく異なる場合があるといわれています。フードに含まれた中和抗体が猫の採食行動やグルーミング行動によってどこまでFel d1と結合して中和できるのか、上の表の数字を見る限り、期待は大きく膨らみます。

猫アレルゲンによる感作は世界的な健康問題であり、世界中の成⼈の約5⼈に1⼈が影響を受けているといわれています。一般的に推奨されている⽅法は、定期的な家の掃除、猫の⼊浴、猫アレルギーの症状を緩和する薬などで、いずれも効果が限られていますし、⼈間のアレルギー専⾨医は、多くの猫の飼い主が勧めに従わないことを承知しながらも、最善の防御策は家で猫を飼わないことだと指摘するだけです。これらの選択肢はどれも、猫と猫を愛する⼈々の絆を深めるものではありません。

猫を家の中や膝の上に置きながら、アレルゲンへの曝露を減らすことができるリブクリアは、本当に大切なものが何かを教えてくれる得がたいフードなのかもしれません。

「猫との暮らしか！家族の健康か！」といった究極の二者択一を迫られる前に、

リブクリアを試してみてはいかがでしょうか＾＾

（文責　吉内）

大阪市の南大阪動物医療センター

住所

大阪府大阪市平野区長吉長原3-5-7

営業時間

午前：9：00 〜12：00
午後：13：00〜15：00(水・土を除く)
午後：16：00〜19：00(水・土を除く)

• ※祝祭日はその曜日に準じます。
• ※年中無休です。
• ※お電話、もしくは受付へ直接ご予約ください。
• ※ご希望の日と時間帯、獣医師を指定して頂くことができます。
• ※土・日・祝日に限り、予約料550円（税込）が別途必要となります。
• ※12/31〜1/3につきましては、12/30までに事前の予約確認が必要となります。

定休日

年中無休

最寄駅

大阪メトロ谷町線出戸駅もしくは長原駅